「超級女声」中国史上最大オーディション番組のその後
2005年の中国テレビ界・芸能界の最大の話題となった「超級女声」。湖南衛視で制作放送されたこの女性ボーカルオーディション番組は、高視聴率を獲得し、携帯電話SMS投票参加者がものすごい数にのぼったこと(擬似民主投票とも言われた)、最終選考に残った素人がたちまち超人気歌手となってしまったことなど様々な面で注目された。また冠スポンサーとなった蒙牛という乳製品飲料企業も大幅に売り上げを伸ばしたことも話題を呼んだ。
去年までの優勝者、上位入賞者たちは、大手のレコード会社や事務所と契約し、プロとして活動をはじめている。昨年優勝し一番人気の李宇春は、王菲や趙薇を手がけてきた張亞東のプロデュースで楽曲を発表し、コンサートも行っている。四位の紀敏佳も日本人のプロデューサーも参加し楽曲を発表。また一昨年の優勝者、アンジェラ(安又琪)は日系のエイベックスと契約、日本と台湾のプロダクションチームがサポートし中華圏でのプロモーションを行っている。
2006年、今年の「超級女声」がどうなるか様々な噂(中止や「超級男声」説など)があったが、結局女性ボーカルオーディションでいくことが発表された。今年は去年を越えるムーブメントを起こせるのか要注目である。
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